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PERFORMANCE
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デモクラポタリー
新型コロナウイルス感染症の影響によって研究や事業に大きな支障をきたしている者は少なくありません。現在のような状況が再び起こったとき立ち止まらざるを得ないような一時的な解決策ではなく、根本的な解決が不可欠です。
私は窯に焦点を当て、誰もが自宅で陶芸及びその成果物の焼成を可能にする方法の開発を行います。七輪陶芸に着手し小規模の焼成方法やその安全性、規模の柔軟性を研究し、その成果を当サイトで公開します。
施設や設備に頼らず独立した環境で陶芸ができる方法を探求します。そうすることで、実質的に陶芸に携わる人だけでなく誰もが陶芸をできるようになると考えております。
この研究によって誰もが陶芸をできるようになれば、体験的に文化芸術に触れられる機会がぐんと上がると考えます。
自発的で直接的な経験を得ることで、人々が文化芸術についてより深い関心を持つことができるでしょう。
この取り組みが文化芸術の基盤づくりの一助になることを望んでいます。
七輪陶芸のいいところ
・高価な焼成窯が不要で
安価な七輪で焼成できる
・時間がかからない
七輪陶芸の悪いところ
・高温でしっかり焼くことが難しい
・器の量産や大きいものの焼成が難しい
七輪陶芸のいいところと悪いところを踏まえたうえで、自分に合った陶芸をしてみましょう:)
必要なもの
つくるとき
◎陶芸用土 ・楽焼用釉薬 ・洗濯のり ・成形道具 ・スポンジ
・ヘラ ・布 ・ポリバケツ ・ゴム手袋
焼くとき
◎七輪二つ(七輪のサイズで焼くもののサイズが決まる)
◎木炭(備長炭がオススメ) ・網(七輪の付属品でよい)
◯燃焼材と着火材(家の備え付けガスコンロだと楽)
◎火ばさみ ◎ドライヤー ◎耐火軍手(革軍手もあるとよい)
◯風除板(不燃性であることが必須) ・たわし
◯不燃性の台(コンクリートブロックやアルミローテーブル等がよい)
◯耐火シート ◯火除バケツ(火鉢があると尚よい)
方法(成形、素焼き、施釉、本焼き、手入れ)
成形
楽土という荒めの土を用いると、急熱急冷による割れやヒビを抑えることが出来る。
分厚さがあまり変わらないように成形する。
空気が土の中に入らないように気をつける。
削ったりヤスリを掛けたりして、形を整える。
日陰で充分に乾燥させる。
素焼き
①
換気のために窓をなるべく開ける。焼成場所の周りには何も無いようにする。
火災報知器が鳴らないような場所で行う。
耐火シートを敷き、その上に不燃性の台と七輪を置く。
軍手をする。燃焼材に火を点ける。
火ばさみで木炭を5cmに割り、3つほど網に乗せる。
風除板を火元の周りに置き、木炭を火にくべる。
木炭に火がついたら、網ごと七輪に移す。
火から遠ざけて作品を網におく。火元から高さ20センチくらいが丁度よい。
七輪の側面に窓がついているので、半分開けておく。
作品が熱くなるまでゆっくり炙る。途中何度か向きを変え、全ての箇所が同じ熱さになるように
一時間ほど炙る。
追加の木炭3つを七輪にバランス良くくべる。また一時間ほどあぶる。
10分程前にまた、追加の木炭3つを七輪にバランス良くくべておく。
②
直接炭の上に作品をおろす。
30分ほどたったら追加の木炭3つを七輪にバランス良くくべる。
七輪の窓を全開にする。
途中何度か向きを変え、全ての箇所が同じ熱さになるように一時間ほど炙る。
もう一つの七輪で蓋をする。温度を上げるため、ドライヤーを使う。七輪の窓に向けて80cmほどの距離から使用する。三十分ほどしたら終了。
https://www.youtube.com/watch?v=DsyImWBIno0&t=647s
施釉
楽焼用の釉薬を買う。若しくは高温焼成用の釉薬に無鉛フリットを混ぜる。
釉薬に洗濯のりを混ぜる。混ぜたものを作品に塗る。
https://www.youtube.com/watch?v=k3cINFm72yk
本焼き
素焼きの工程と同じようにすすめ、ドライヤーを使用し温度を上げていく。
素焼きの工程から更に100分〜2時間ほどかけて焼成する。
表面が赤く濡れてきたら終了。
もう一つの七輪で蓋をし、温度が下がりきるまで待つ。
窯から出し、余分なバリをヤスリがけしたり、リューターできれいにする。
https://www.youtube.com/watch?v=K4gGMHeI8ZY&t=13s
目止め
焼成物が器のような用途のあるものの場合に有効。
米の研ぎ汁をお鍋に入れ、焼成物と一緒に30分ほど煮るだけ!
個別ブランディングのお知らせ
この「デモクラポタリー(陶芸の民主化)」では、個々の環境によって制作する手段や準備が違います。
下記のアドレスまでご連絡いただきますと、あなたの環境に合わせた制作環境や準備内容を個別に相談いたします。
個別ブランディングのお問い合わせはこちらへ!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
デモクラポタリーについて書き連ねたものもございます。
是非ご一読ください。